※予告編はコチラ
あり余った時間の中で印象に残った作品part.2がこれ。
バルカン半島のどこか、国際援助団体は井戸に沈んだ遺体を引き上げようとしていた。
しかし遺体を繋いでいたロープが切れてしまう。
その井戸は周囲の集落にとって唯一の井戸。地域住民の水資源を確保しようと国際援助団体のメンバーは時に手分けして、時に協力して一本のロープを探す。
そんな彼らを阻むのは地雷、不法な検問、民族間の憎しみ、外国人への偏見、そして国連……。
彼らはロープを手に入れ、井戸に沈んだ遺体を引き上げることはできるのか?
といった内容。
紛争地域(和平合意は成立している、という設定ではありますが)での活動がいかに困難であるか、ということを丹念に描いています。
平和が損なわれるということはどういうことなのか、今僕達が当たり前に送っている生活がどれだけ貴重なのか、ということを実感できるはず。
印象的なのはメンバー間のやり取り。
過酷な状況・環境にいるはずの彼ら、なのに前向きで、タフで、決して希望を捨てません。
ただ、気になったのはタイトル。
原題は A Perfect Day
邦題は内容を的確に表したものにはなっているのですが、この映画に漂っている独特のユーモアを表しているのは原題かと思います。
何かを諦めたくなった時、放り出したくなった時、ぜひ彼らの仕事ぶりを見てみてください。
もしかしたら、もう一度頑張れる力をもらえる……かも?
ケアマネ的視点
・どんな状況下でも必ず希望はある。
・一つの方法にこだわりすぎない。
・諦めるべき時は諦める。