ケアマネの独り言

ケアマネ的ドラマ鑑賞記 ~恋のツキ~

ここ最近山田が見たアニメ、ドラマの中で群を抜いて面白かったのがこのドラマ。公式ページはコチラ。トレイラーはコチラ(R18級な内容なので要注意……)。

 

務めていた会社が潰れ、せっかくだから好きなことに関わりたいと映画館でアルバイトをしている平ワコ(徳永えり)は独身、31歳、彼氏のふうくん(渡辺大知)と同棲中。

ふうくんとの同棲は三年目、ときめきもなくすっかり日常に覆われている二人の生活。距離が近すぎるが故にふうくんの嫌な部分も目に付くけれど、ワコは31歳。結婚を考えるのであればふうくんを失うわけにはいかない。

自分は幸せなんだ、そう言い聞かせるワコに元に現れたのは映画好きの高校生、伊古くん(神尾楓珠)、15歳。どストライクなルックスに加え好きな映画監督が一緒だったりと伊古くんへのときめきを抑えきれないワコ。けれど相手は15歳、ワコの甘く苦い葛藤の日々が始まる……。

 

というような内容。正直に言います、苦手な人は決定的に苦手な設定です。

大人女子×少年の禁断の関係。一定数には必ず嫌悪感を与える、が故に人を惹き付ける設定。

ただこのドラマの見どころは大人の女と少年の禁断の恋ではなく(もちろくそこも魅力的に映るように作られていますが)、ワコの悩みと葛藤

 

ワコは31歳、これといったキャリアもない普通の大人女子。人並みに結婚への憧れもあるワコはふうくんを逃すわけにはいかない。

ふうくんとの関係はマンネリカップルそのもの。

一方で圧倒的にきらきらしている伊古くんへのときめきは抗いがたく……。大切にすべきものと心から欲しいと願うもの、一方しか選べないのにそれを両方手に入れられそうな時、人はどうするのか、どうなるのか、……そのあたりが山田にとってものすごくツボでした。

伊古くんは山田が見てても惚れ惚れする素敵な少年。少し危うい所もあるけどそれがまたいい。

 

人生とは何かを選んで何かを諦めることでしか進めないもの。20代、30代と年を重ねていく中で、誰しも「あの時こうしていればなぁ」とか「もしあちらを選んでいたらどうなったかな」なんて思うことってあるんじゃないでしょうか。

 

少なくとも山田にはいくつかそういうことがあります。

 

大抵の人は選択の場面でそういくつも選択肢を持っていないと思います。持っていても比較した場合に最適解が自然と分かるような選択肢だったり、そもそも選択の場面であると自覚していないことだってあり得ます。

 

ワコは人生の選択の場面であることを自覚し、その上、どっちも捨てがたい選択肢を手にしかけているのです。

この葛藤、本物

ふうくんと伊古くん、ワコはどちらを選ぶのか。そもそもどちらかを選ぶのか??

 

さてさて、介護の仕事をしていると色んな選択に迷うご本人やご家族を垣間見ることがありますよね。

介護とは人生の最後の場面に生じる出来事。色んな選択肢があり、人生の大抵の場面でそうであるように不可逆的なもの。

迷うのは当然

支援者はご本人やご家族の迷いを受け止めて同じペースで考えることも大切なんだなと思います。

 

ケアマネ的視点

・人生は取捨選択の連続。

・でも、なにが正しくて何が間違っているのかなんて分からない。

・人生は迷うもの。いや迷いこそ人生。