ケアマネの独り言

ケアマネ的映画鑑賞記 ~モールス~

実は山田、それなりの映画好きです。

最近は公休日、日曜日に子供と時間を持て余した時などにレンタルしてきたDVDを見ています。

そのことをうちの某お偉いさんに話したところ「ケアマネ視点で映画を紹介する記事があってもいいかもよ」とのアドバイスをいただき、ただいま絶賛ドはまり中の映画を紹介することとしました。

予告編@youtube

モールス(原題: Let Me In)2010 アメリカ

吸血鬼を題材にした映画です。

いじめられっ子の男の子・オーウェンが住むアパートの隣の部屋に引っ越してきた謎めいた女の子・アビー。少しずつ距離を縮めていく二人は壁越しでも話せるようモールス信号を学びます。それと同時に二人の周辺で猟奇的な殺人事件が発生、オーウェンはアビーが吸血鬼であること、そして彼女が抱えるあまりに深い闇を垣間見ることになり……。

この映画の最もいいところは、吸血鬼を完全なる悲劇として描いていること。

吸血鬼をダークヒーローとしてではなく一つの生命体として扱っているため、ひりひりするほどのリアリティがあります。

もし好きになった人が吸血鬼だったら……そんなifに身に迫るような現実感があるのです。

自分の運命に苦悩するアビー、それを知ったオーウェンの不器用な優しさ、そしてそれらを覆いつくす過酷な現実……きっちり、ばっちり胸を締め付けられます。

ラストは救いがあるようなないような、とても不思議な感触。個人的にはあれでよかったのかなぁ、と思いました。

皆さんはいかがでしょうか?

ケアマネ的視点

・困難な事例を担当する際は協力してくれる人を探す(連携が大切!)。

・自分の力量を知っておく(無理はしない)。

・魅力的な吸血鬼が自分の家に来た時は、ちゃんと招き入れてあげる。