※選任編①はコチラ
当日は朝から京都地方裁判所に行きます。
こんな山田だって裁判所に来るのは人生で初めて。
にやにやが止まらないまま、指定された部屋に向かいます。
一般的な会議室、そこには受付の職員の方がいて、来た順番に並び、本人確認の後、その順番に応じた番号のネックストラップを手渡され、その番号の席に着きます。
今回、選任される裁判員は6人プラス補充裁判員3名の計9名。
ところが用意されている番号は49番ほど……。
「こりゃだめだわ」と絶望の弁を管理者・浅井に送る山田。
山田はくじ運がないのです……。
当日の流れは以下の通り。
1.受付
2.裁判員裁判の制度説明のDVD鑑賞
3.今回の刑事事件の概要説明
4.今回の事件の関係者と関係があるかないかのアンケート記入
5.裁判長+裁判官、検察官、弁護士からの簡単な質問タイム
6.抽選待ち(専門のソフトで抽選が行われるようです)
7.発表
だいたい午前中いっぱいかかるほどの時間を要します。
いよいよ発表になり、半ば諦めていたのですが……なんと、なんとなんと! 山田の番号があるではありませんか!
しかし室内はいたって落ち着いた雰囲気。
当然、ガッツポーズをしている人なんて一人もいません。
にやにやを懸命に噛み殺す山田なのでした。