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令和元年・ご利用者様満足度調査(居宅)のご報告について

 平素は当居宅介護支援事業所に格別のお引立てを賜り、厚くお礼申し上げます。

 さて、皆様に御協力いただきましたご利用者様満足度調査ですが、おかげさまを持ちまして88部配布中、66部の回収をいただきました。御協力ありがとうございました。

 つきまして、その結果と内容の分析についてご報告させていただきます。

1.サービス内容について

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 主に担当CMの業務内容に関する設問となっております。

 4設問において、約70%の満足とご回答いただいています。しかし設問2・3・4は79%の満足をいただいている一方、設問1「契約・担当者会議での説明はわかりやすかったか?」では満足が68%となっています。今後は契約書・重要事項説明書の説明、担当者会議における議事進行に際してはご利用者様、ご家族様にご理解いただけるよう配慮させていただく所存です。

 なお、当設問群において自由記入のご記載はございませんでした。

2.事業所の対応について

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 事業所全体の接遇に関する設問となっております。

 他の設問群と比較して満足の返答が少ないのが特徴となっています。その要因としましては、自由記入欄に記載していただいたように、事務所に電話をする機会がない、CMに直接電話される方が一定数おられることが考えられます。

 設問3「担当CM以外の職員にも相談しやすいか?」におきまして、満足が43%、普通が33%と大きな差がないという結果になっております。担当CMではない職員が対応した際でも満足いただけるような接遇が実現できるよう、研鑽を重ねていきたいと存じます。

3.担当CMについて

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 主に担当CMの対応についての設問になっております。

 設問1「CMの身だしなみは適切か?」設問2「CMの話し方は適切か?」につきましては約80%の満足をいただいております。話し方よりも身だしなみの満足度が低いことを鑑み、今後はCMとしてふさわしい服装となるよう、配慮させていただきます。

 設問3「CMは約束の時間に訪問しているか?」につきましては94%もの満足をいただきました。ただ、自由記入欄にて約束の時間より前に来る、というご指摘がございました。できる限りお約束の時間ちょうどに訪問させていただくよう、配慮させていただきます。

 設問4「CMはご本人、ご家族のプライバシーに配慮しているか?」につきまして、満足は79%をいただきましたが、第三者がいる場での会話は避けてほしい、とのご指摘をいただいております。ご本人様、ご家族様のプライバシーにしっかり配慮した上で業務にあたらせていただく所存です。

 設問5「CMは信頼できるか?」におきましては86%もの満足をいただきました。今後はより満足いただけるよう、職員一同誠実に業務にあたらせていただきます。

4.サービスの総合評価について

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 当事業所の支援の結果についての設問となっております。

 設問1「支援の結果、ご本人の生活は改善したか?」設問2「支援の結果、ご家族の負担は軽減したか?」につきましては満足はおおむね60%程度という結果になっております。特にご家族の負担軽減につきましては2%の不満を頂戴しているところです。変化がなかった、という自由記入もございました。CMの支援の結果がご本人の生活の質、ご家族の負担軽減により繋がっていくよう、CMの能力向上に向けて事業所全体で取り組みを検討させていただきます。

 設問3「支援に対して総合的に満足か?」につきましては、74%の満足をいただいております。今後はより満足していただけるよう、努力を重ねてまいります。

 5.自由記入欄

 趣旨に変更がない程度に一部修正を加えた上で掲載させていただきます。

・ご親切に対応していただいています。ありがとうございます×3

・もう少し介護サービスについて勉強されたほうがいいです。

・まだ慣れてなくて何をしていただけるか、何をしていただけないのかがわかりません。徐々にわかってくると思います。

・気持ちよくお話をしてくださり明確な説明で安心して喜んでおります。

・誠実に、的確に業務を処理してくださり満足しています。今後ともよろしくお願いします。

・現在は一人暮らしですが、将来同居した場合、ケアマネジャーさんの訪問は無くなるのでしょうか?

・いつも親切にして頂いてありがとうございます。

・色々なことで相談にのって頂き、ケアプランの計画等、家族の事など支援してくださり、非常に満足しております。これからもお世話になりますが、よろしくお願いいたします。

・病院の手配を迅速にして下さって有難かったです。

・親しみやすくてありがたい。

・これからもよろしくお願いいたします。

・これまでで結構です。

・年齢が若すぎるけどよく勉強されてると思う。

・いつもお世話になっております。今のところ問題なくおだやかに過ごしております。

・チェック項目で満足と普通の間やな~と思うこともあり、悩みました。「こうしてほしい」という事にはすみやかに対処してもらえてありがたいです。「こんなプランありますよ」の積極的な示し方があればもっといいかも、悩んでいる事は多いので……

・親切丁寧に説明をしていただき、多々お世話になり感謝、今後もよろしく。人様に社会に、子供にもなるべく世話になりたくない気持ちもあり、出来る限り、一人で頑張ります。

・通院の付き添いをして頂いたときは大変お世話になりました。気が短く自己中心的でわがままなので、ものすごく大変だったと思います。ありがとうございました。サービスの受け入れが出来てきてホッとしております。また何か予定を増やすときは慎重にお願いします。

・介護事業という貴重なお仕事に携わっている方々がこれだけの努力をなさっているのに報酬が上がらなかったり、外国人を入れてまで賃金カットしている現状、労働者、経営者、皆にとって苦しみで負担でしかないのは明白です。皆様の努力に感謝しております。

ケアマネ的ドラマ鑑賞記 ~Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜

Netflixにて独占公開された、ジミー大西氏の半生をもとにしたドラマ。

予告編はコチラ

 

小さな頃から何をやっても駄目だった大西は、担任の紹介で雑用係として吉本興業に就職する。

そこでも失敗続きの大西だったが、ふとしたきっかけで売れっ子芸人・明石家さんまと出会う。

自分に自信が持てないでいた大西は、「おまえは誰よりもおもろい」という明石家さんまの言葉に心揺さぶられる。

以降、明石家さんまを「若」と慕う大西であったが、そのまっすぐで純粋な思いが色々なトラブルを巻き起こすことに……。

 

という内容。

ジミー大西氏といえば、様々な伝説的エピソード(鎮痛剤の点滴を飲もうとする、嗅覚対決で警察犬に勝ってしまうetc…)の持ち主。

そういったものもふんだんに取り入れた今作は実にばかばかしくて笑いの絶えないよう内容ですが、それだけではありません。

自分らしく懸命に生きるジミー大西氏とそれを温かく見守る明石家さんま氏やその仲間達との絆は感涙物。。

小さな頃から失敗ばかりだったジミー大西氏が一人前の芸人に、そして一流の画家になることができたのは、彼の長所を活かし続けられた環境……明石家ファミリーの見守り……があったから。

環境からの刺激に自己は反応してしまう、の図。

認知症の方の介護に関してによく言われることですが、人間にとって置かれている環境というのは、重要。

もしジミー大西氏が彼の個性を欠点としてしか見ない環境に身を置いていれば、あのような活躍はなかったでしょう。

しかし、自分が身を置く環境を選びきれないのもまた事実。

であれば、自分がしたいこと、信じることに忠実であるべきなんだと思います。

ジミー大西氏にとって、それは「明石家さんま氏のそばにいること」。

その信念を貫き通したジミー大西氏がたどった数奇かつ愉快な半生とは……。

 

あと、明石家さんま氏を演じた玉山鉄二氏の熱演も見どころの一つ。

見よ! この二枚目を顧みない役者魂!

……この明石家さん、こんなだけど、泣かせます(涙

 

ケアマネ的視点

・人間、環境が大切。

・好きなことを続けていれば、道は開けるはず。

・一生懸命生きる人にはドラマがある。

ケアマネ的ドラマ鑑賞記 ~全裸監督~

Netflixで独占公開されているドラマ、全裸監督(予告編はコチラ)。

実在の人物である村西とおる氏の半生をもとに多少のフィクションを含めつつ作成されたドラマです。

 

時代は1980年。成績の悪い英会話教材の営業マンであった村西。

村西は一念発起し超やり手の営業マンに変貌を遂げるが、妻の不倫とチンピラ風の男・トシとの出会いを機にビニ本(ビニールで密封されたアダルト雑誌)の販売に参入。培った営業テクニックをフル活用し瞬く間に一大ビニ本販売網を構築、アダルト業界を席巻する。

しかしそれを快く思わないポセイドン企画・池沢と汚職刑事・武井の罠に落ち指名手配の後、逮捕されてしまう。

刑期を終えた村井が目の当たりにしたのはビニ本の終焉、そしてポセイドン企画・池沢が作り上げたアダルトビデオがアダルト業界を支配する、バブル真っ只中の日本。

村井は仲間達と共にサファイア映像を立ち上げ、持ち前のバイタリティーで池沢に立ち向かう……。

 

といった内容。

……まぁ、ご推察の通り、決して、絶対にお子様とは一緒に見られない内容となっております。

村西とおる氏とその運命を変えることになる伝説の女優・黒木香。

しかし、色物のB級ドラマと侮るなかれ。

このドラマを見る者は村西氏の『どんな時でも自分と仲間を信じ逆境に立ち向かい続ける』姿勢に圧倒・魅了され、そして『人間の欲という業の深さ』について考えざるを得くなります。

 

村西氏は、決して諦めません。ポセイドン企画・池沢が作り出す圧倒的に不利な状況に決して屈しないのです。

その根底にあるのは、いい物を作りたいという情熱

村西氏が作るのは当然、アダルトビデオです。村西氏は人間の性欲に真っ正面から向き合い、ただひたすらにいいアダルトビデオを作り続けようと奮闘します。

 

心地よくいたい、楽したい、楽しいことしたい……人間の欲求は、どんなもので覆い隠したところで決して消え去ることはありません。

決して逃れられない三氏。

それって、どんな仕事にだって関係してくることだと思います。

当然、僕達介護に関わる仕事だってそう……なはず。

利用者さん、家族さんの要望、ニーズの根源にはどんな形であれ欲求・欲望が含まれているはず。

そこから目を逸らさず、真摯な態度で向かい合い続ければきっとより良い解決方法が見つかる……はず。

 

はてさて、絶望的な戦いの末、村西氏がたどり着いた結末とはどんなものであったか……。

正直、必見ですっ!!

 

ケアマネ的視点

・みんな、楽しく楽して生きたい……はず。

・それはとても自然なこと。

・人間は人間をやめることはできない。

パンと犬を巡る一考察。

Cutie安岡はちょっとしたブレイクタイム柴犬まるのインスタなどをご覧になっています。

山「安岡メンバー、何見てるんですか?」

安「え、柴犬まるですよー。かわいいでしょ?」

cutie安岡を魅了してやまないまる氏。

浅・山「……普通のっすね」

Cutie安岡を癒し続ける柴犬まる氏も僕達にとってはただの犬……。

 

先日、山田がみんなを代表して乃が美の食パンを買ってきたことがありました。

天使の頬っぺたと呼ばれて久しい(嘘)、乃が美の食パン。

山「めっちゃおいしかった!」

安「ねー、ほんと、すごくおいしかったですよね!」

浅「えっと……ただの食パン、すよね?

なんと、浅井メンバーにとってはあんなにふわふわあまあまの乃が美のパンもただの食パンだったそうです!

……どうかしてるぜ、浅井メンバー。

 

このように、人間の価値観とはそれぞれ。

でも、絶望してはいけません。

分からないからこそ、分かろうとすることができるはず。

そういう気構えで利用者さんやご家族さんに向き合わなきゃ! と思った山田なのでした。

いつか柴犬まるがその辺にたくさんいる犬ではなく、特別かわいく見える日が来ますように……ナムナム。

ケアマネ的ドキュメント鑑賞記 ~ハイパーハードボイルドグルメリポート~

※番組公式ホームページはコチラ

Netflixエンジョイ勢の山田的に断トツで面白かったのが、コレ。

食うこと、すなわち生きること。
食の現場にすべてが凝縮されている。
これは、ヤバい人たちのヤバい飯を通して、
ヤバい世界のリアルを見る番組。

という内容。

ヤバい人たちのヤバい飯、とありますが、その言葉に偽りなし!! なラインナップとなっております。

例えば……

①極北カルト飯(!)

②足止め難民の飯(!!)

③元人食い少年兵の晩御飯(……)

ね、偽り、ないでしょ。

 

①極北カルト飯

この回では、ロシアのとある村に集団で住んでいるあるカルト教団の人達が食べているご飯を紹介しています。

とっても美味しそうな野菜のみのお料理。

シベリアのイエスと呼ばれる教祖が興したというこの宗教、飲酒、肉食を禁忌としているためその食事はベジタリアンチックな、普通においしそうなメニューでした。

 

②足止め難民の飯

この回では、ヨーロッパを目指して命がけの旅に出た難民の人達が足止めを食らっているセルビア北部での食事を紹介しています。

ただ安全な暮らしが欲しいだけの彼ら……。

一日二回ある支援団体の炊き出しが彼らの主な食事。工場や住宅の廃墟に住み、母国に引き返すこともできず、厳重な警備の国境に挑み続けるしかないという人生……。

彼らは国境を越えようとすることをGAMEと呼びます。

攻略することがほとんど不可能なGAMEに命懸けで挑む彼ら……。

 

③元人食い少年兵の晩御飯

この番組の第一回、最初のVTRで取り上げられていたのがこれ。

西アフリカにあるリベリア共和国では、かつて内戦があり多くの少年・少女が兵士として戦場に駆り出されました。

食人も経験したという彼らは、内戦終結後、親も居場所もないまま広大な墓地に住み着いています。

取材を受けてくれたのは元少女兵の20代後半の女性・ラフテー。

仕事は娼婦一人の客を取って得たのは200円……。

ラフテーは、体を売って稼いだお金で買ったカレーを取材スタッフにも分けてあげていました。

取材スタッフに「幸せか?」と尋ねられた彼女は、「幸せだ」と答えていました。

お金を稼いで、ご飯を食べて、眠れるんだから幸せ、だそう……。

 

この番組を見て実感したのは世界の広さ

この世界には僕達の知らない生活が、困難さが、生きづらさが満ち満ちているのです。

それを象徴するのがコメンテーターである小藪さんのこの表情。

VTRを見ている間、小藪さんはほぼずっとこんな顔をしています。

この想像を絶する出来事で溢れている世界、僕達は何を幸せと感じ、どんな幸福を得ようとしているのか……。

じっくり考えるいい機会となる番組です。

ケアマネ的視点

・自分の価値観が全てではない。

・外の世界に関心を持とう。

・自分の手の届く範囲の幸せを大切に。

ケアマネ的映画鑑賞記 ~ハクソーリッジ~

予告編はコチラ

Netflixerという称号を与えられた山田が、ここ最近で一番印象的だったのがこれ。

 

第二次大戦中のアメリカ、敬虔なキリスト教徒であるデズモンドは「汝、殺すことなかれ」という信念を持ちつつ、国の役に立ちたいと陸軍に志願する。

基礎訓練は受けるものの銃を持つことをかたくなに拒否するデズモンドは、仲間になじめないまま衛生兵として沖縄戦に投入されることになる。

彼が赴いたのはハクソーリッジと呼ばれる断崖絶壁の先にある激戦地。崖を上った先にあるのは死物狂いの日本軍の攻撃。激闘の中、次々と倒れていく仲間達。

やがて日が暮れ、全軍撤退の指示の下、崖を降りていく米軍。

そんな中、デズモンドはたった一人で崖の上に残り、一人でも多くの仲間を助けるために孤独で絶望的な戦場に戻っていく……。

 

といった内容。

主人公のデズモンドは、はっきり言って普通の人ではありません。

アメイジング・スパイダーマンでピーター・パーカーを演じたアンドリュー・ガーフィールド。

同じ部隊の皆に何を言われようと、殴られようと、軍法会議にかけられ不名誉除隊になるかもしれなくても、決して銃は持ちません。

これって、普通の人にはできないことだと思います。

社会性・協調性を重要視する人間社会、その中でたった一人で異を唱えるのはなかなかなことです。

それでも、彼は絶対に銃を持ちません。

彼がそんなことができるのは、信念(汝、殺すことなかれ)があるからです。

そんな彼だからこそ、たった一人で真っ暗な戦場に残り負傷兵を助けるという非合理的な行動をとることができたのでしょう。

戦闘シーンはなかなかにリアルなので耐性がない方は要注意……。

記録されるに足る、驚異的な行動を実行するためには他の人にはちょっと理解できないような強い思いが必要なんだなぁ、と感じました。

……山田は間違いなく凡人ですw

ケアマネ的視点

・何かを信じることは自分を強くする。

・相手が信じていることを尊重する。

・でも、柔軟性も大事だよね。

スタッフ紹介:居宅介護支援センターまごのて北山 ケアマネジャー:安岡広美

①経験年数

・特養の介護職として5年

・居宅のケアマネジャーとして11年(!)

 

②ニックネーム

安岡メンバー、姉御。

 

③趣味

柴犬まるを見て癒される。

 

④介護支援専門員として大切にしていること

初心を忘れず、利用者さんに寄り添うケアを心がけています。

 

⑤今後の夢や目標

仕事と家庭の両立。

 

⑥最後に一言

常に笑顔で!

苦情のご報告

この度、苦情受付書を作成する事態が発生いたしました。

申出人様の承諾を得ましたので、個人情報に配慮したうえでここに公表いたします。

①苦情内容

・もともとa/b~c/dまでAショートステイの利用予定であったが、申出人様より入所日をa/bの翌日に変更してほしいとの連絡があった。

・Aショートステイには上記変更を電話にて伝えていたが、他事業所には連絡ができていなかった(提供票の修正ができておらず、もともとの利用日が記載された提供票を送付していた)。

・a/bの前日、Bデイの送り出しのヘルパーが来ない、と妻氏よりCホームヘルプに連絡が入り同事業所が急遽人員調整くださる。

・a/b、妻氏より当事業所にAショートステイ入所日変更の件が各援事業所に伝わっていないのでは、との苦情が入る。

 

②申出人の希望

・Aショートステイの正確な利用日を各事業所に伝えてほしい。

・サービスの変更に合わせた支援の調整を正確にしてほしい。

 

③処理経過

・a/b、架電にて申出人、Cホームヘルプに謝罪。

 

④結果

・今後、サービスの変更があった時点で提供票を修正する。
・モニタリング時には主介護者とともに提供票上のサービス日程を確認する。

 

今回の苦情は主介護者様と事業所への情報伝達ミスにより発生したものと考えます。

当事業所としましては、結果にも記載したようにサービス内容の変更があった時点で提供票を修正し、適切な方法で各事業所と情報共有を図っていく所存です。

ケアマネ的映画鑑賞記 ~ロープ 戦場の生命線~

※予告編はコチラ

あり余った時間の中で印象に残った作品part.2がこれ。

 

バルカン半島のどこか、国際援助団体は井戸に沈んだ遺体を引き上げようとしていた。

しかし遺体を繋いでいたロープが切れてしまう。

その井戸は周囲の集落にとって唯一の井戸。地域住民の水資源を確保しようと国際援助団体のメンバーは時に手分けして、時に協力して一本のロープを探す。

そんな彼らを阻むのは地雷、不法な検問、民族間の憎しみ、外国人への偏見、そして国連……。

彼らはロープを手に入れ、井戸に沈んだ遺体を引き上げることはできるのか?

 

といった内容。

紛争地域(和平合意は成立している、という設定ではありますが)での活動がいかに困難であるか、ということを丹念に描いています。

平和が損なわれるということはどういうことなのか、今僕達が当たり前に送っている生活がどれだけ貴重なのか、ということを実感できるはず。

印象的なのはメンバー間のやり取り。

いい味出しているメンバー達。

過酷な状況・環境にいるはずの彼ら、なのに前向きで、タフで、決して希望を捨てません。

ただ、気になったのはタイトル

原題は A Perfect Day

邦題は内容を的確に表したものにはなっているのですが、この映画に漂っている独特のユーモアを表しているのは原題かと思います。

何かを諦めたくなった時、放り出したくなった時、ぜひ彼らの仕事ぶりを見てみてください。

もしかしたら、もう一度頑張れる力をもらえる……かも?

 

ケアマネ的視点

・どんな状況下でも必ず希望はある。

・一つの方法にこだわりすぎない。

・諦めるべき時は諦める。

ケアマネ的映画鑑賞記 ~CITY OF GOD~

※予告編はコチラ

ここ最近、山田は妙に時間があったので色んな映画を借りまくって見まくっていました。

その中で印象に残ったのがこの作品。

 

リオデジャネイロのスラム街で生まれ育ったブスカ・ペ。その兄はギャングであったが小間使いの少年、リトル・ゼに殺される。

リトル・ゼは暴力と謀略を駆使し、わずか数年でスラムの半分を牛耳るギャングのボスとなった。

スラムの制覇を目論むリトル・ゼは、武器と仲間を集め対立するギャングの壊滅に乗り出す。

二つのギャングが銃撃戦を繰り広げ、地獄と化したスラム街。

たまたまリトル・ゼと顔見知りであったブスカ・ペは、彼らのアジトに入り込み写真を撮ることに成功する。

その写真を高く評価されたブスカ・ペ。

報道カメラマンを志していたブスカ・ペは、抗争の真っただ中のリトル・ゼを追う。

やがてブスカ・ペが目撃することとなる抗争の結末とリトル・ゼの運命とは……。

 

といった内容。

劇中で起きている出来事はまさに地獄そのものなのですが(子供が子供を処刑するというかなりショッキングなシーンもあったりします)、音楽とテンポ、カット割りのおかげでどこか陽気さを感じさせる不思議な映画。

山田がこの映画が印象に残ったのは、貧困と治安の関係を考えさせられたから。

有名なマズローの欲求5段階説の図。

マズローに言われるまでもなく、人間は生理的欲求と安全を求めます。

これらが脅かされると、どうなるでしょうか。何とかして獲得しようとするでしょう。

ここに貧困と治安がリンクするポイントがあります。

低所得層・社会的弱者に就学・就労の機会が解放されている社会、または所得の再分配(≒高所得層から税金をもらって低所得層に分配すること)がされている社会であれば合法的な方法で貧困からの脱出を図ることが推奨されるでしょう。

しかしそうでない社会であればどうでしょうか。

合法的に貧困から脱出できないとすれば、非合法に脱却せざるを得ません。

お金がなければ奪う、と解決策しかないのです。

そのような親に育てられた子供はどうなるでしょうか。親と同じく、奪うことで充足する術を身に着けてしまうでしょう。

そのような社会の治安は悪化していきます。

つまり貧困を解消することは治安の維持・向上につながると考えられます。

 

最近ニュースを騒がしている移民にも同じようなことが言えるのではないでしょうか。

合法的に安全な住環境を得られないから非合法に脱出、第三国に入国するしかないのです。

国内的に見ても、国際的にみても低所得者層対策はコストとしか見られていないかもしれませんが、現在の治安水準を維持するための投資でもある、と言えるでしょう。

この映画は、そんなことを考えさせてくれました。

 

いや、こんなこと考えなくても、十分見ごたえのある映画なんです。

ブスカ・ペ。あのスラム街にいて報道カメラマンを目指すなんて、実はなかなか根性がある人なのかも。
リトル・ゼ。ちびっこ時代とのギャップに驚くことになるお姿。でも実はまだ18歳とかだったりします。

銃声が聞こえない社会っていいなぁ、と実感できますw

 

ケアマネ的視点

・最低限の衣食住は最重要事項。

・不必要なコストにも顕在化していない効果があるかも?

・簡単に引き金を引いてはいけない。