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平社員山田・裁判員になる。~判決の言い渡し + α~

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※評議2~7日目はコチラ

長かった裁判員裁判(計十二日)の最後は、判決の言い渡しです。

判決の言い渡しの日の朝の写真(当日のニュース番組より)

皆さんも見覚えがあるだろう、判決の言い渡しと合わせて裁判長が読み上げる判決文も、裁判官と裁判員の話し合いで決定されています。

たたき台を裁判官の方が起案したくださり、その内容を裁判員と協議して修正する、という感じ。

 

山田が関わった裁判では、検察の求刑よりもずいぶん軽い量刑だったので、傍聴席を含めてその場にいる方の反応が気になりましたが、場の雰囲気はあくまで厳粛。

法廷での手続きが終わると休廷となり、裁判官 + 裁判員はあの評議室に戻ります。

そこからは日当の支払いに関する手続きの確認など、事務的な作業をします。

そんな中、裁判所の職員の方からこんなアナウンスがありました。

職「この後、メディアの記者さんへの記者会見があります。ご協力してくださる方、いませんか?」

 

実際はこの1/10程度の規模の記者会見でした。

記者会見、なんてこれから山田がよほどの悪事でもしない限り取材対象になることなんてないはず。

山「はい、出ます」

他の裁判員の方「え、2番さんいいんですか?」

なんと! 手を上げているのは山田だけではありませんか……。

他の裁判員の方「記者会見なんて絶対いや!」

だそう。図らずしもなんだか目立ちたがり屋な印象を与えてしまうことに。。

で、とうとう全ての手続きが終わり、解散の時間となりました。

するとこれまで一緒に法廷に出、評議をしてきた裁判官の方3人が評議室の出入り口にお並びになりました。

官「お名残り惜しいですがこれで終了です。最後は握手でお別れしましょう」

まさかの裁判官握手会開催っっ!

いわゆる握手会のイメージ図。

最後はダンディーなおじ様三人と握手をし、人生初めての記者会見を受けて山田の裁判員生活は終了しました。

 

~裁判員を経験した感想~

①司法への信頼性が増した

評議が辛かった、という点を通じて、量刑というものがいかに慎重に、いかに客観性を重視して決められているのか、ということを実感したからです。

もし自分が裁かれる立場になったとしても、自分のために誰かがあれだけ真剣に考えてくれているんならいいかな、と思いました。

まぁ、裁かれるようなことをしないのが一番ですがw

 

②裁判が身近に感じられるようになった

裁判の傍聴がいかに簡単にできるかを理解したからです。

裁判の傍聴は、気が向いたときにふらりと裁判所に行き、受付にある当日の裁判の予定を確認し、見たい裁判が開かれている法廷に行き、静かに入廷するだけ、です。

皆さんも是非一度、裁判を傍聴してみることをお勧めします。

裁判が人の手によって作り上げられているものであることがお分かりになっていただけると思います。

 

③裁判員は絶対体験したほうがいい!

これにつきます。確かに12日の裁判に参加するための仕事の調整は大変でしたが、裁判員にならなければ絶対に体験できない経験ができます。

絶対おすすめなので、皆さんももし選ばれたら、万難を排してでも絶対参加してみてください。

裁判員修了の証、裁判員バッヂは今日も山田のパソコンの下で輝いています。

 

五月病?

皆様こんにちは!小西です
大型連休からだいぶたちましたけど、いかがお過ごしでしょうか?
五月といえば、五月病とかありますよね?皆さんは大丈夫でしょうか?
小西は大丈夫です!
ここ最近暑い日が続きますね、熱中症は大丈夫ですか?
お恥ずかしながら小西はこの前熱中症かかりかけました、衣替えや気温調節は本当に大事ですね
梅雨に入っていく時期ですが、元気にがんばって行きましょう!
以上小西でした

まごのてツーリング(仮)~ついに始動~

お久しぶりです!久々の登場小谷です。

訪問介護は、移動するのにほとんどの方がバイクを乗られることが多いです。

(自転車の場合もありますが)

まごのてグループでもバイク好きが集まりツーリングにってきました!

10時まごのて京北に集合みんなカッコいいバイク乗っておられますな~

まごのて京北一ノ尾不在でしたが玄関にクーラーボックスにジュースを用意して下さり

みんなで美味しく頂きました。粋ですね一ノ尾社長ありがとうございました。

いろいろな事業所から合計6名で美山を目指します。

天気も良くツーリング日和皆さんお日頃の行いがいいからですね~

始めて合う方もおられましたがみんなそれぞれのバイクにまたがり

出発です。途中美山の道の駅によりコーヒー牛乳飲みました!(写真忘れた~)

美山から小浜を目指してレッツゴー

次回へ続く・・・

 

 

平社員山田・裁判員になる。~評議2~7日目~

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山田が参加した裁判の評議は計七日、ありました。

10:00~16:00、お昼は一時間、その他に適宜休憩はありますが、基本、缶詰です。

基本、こんな部屋で過ごします。

朝来てから夕方まで、前回の記事でお伝えしたような難問に取り組み続けるのです……。

正直めっちゃしんどかった!

ずーっと、答えのない問題をさせられているような、そんな感じ……。

なので、裁判官 + 裁判員の脳にもブドウ糖を補給する必要がある! ということなのか、評議室にはお菓子&飲み物が常備されていました。

 

食べだしたら止まらない系のお味でした。
ごくごく普通のチョコ。

今、山田があの評議の日々を思い出す時、真っ先に思い浮かぶのはこの二つのお菓子です。

休憩の度、裁判官 + 裁判員で「ほんと、全っ然わかんないですねー」などと言いながらこれらのお菓子をほおばっていたものです。

 

あと、多分あまり知られてないと思うのですが、裁判員裁判中、基本的に裁判員は番号で呼ばれます。

山田が参加していた裁判では、裁判員6人、補充裁判員3人がいました。

なので裁判員1番の人は「一番さん」、補充裁判員3番の人は「補充の三番さん」と呼ばれます。

別に名前を呼んではいけない、というようなアナウンスがあったわけではありません。

ただ、選任された時から番号で呼ばれていたので、みんなが「あ、そういうものなんだな」と暗黙のルールに従っている、という風。

ちなみに山田は「二番さん」と呼ばれていました。

裁判員裁判中、希望すれば裁判所がとっているお弁当を注文することができます。

400円で割とおいしい、仕出し屋さんのお弁当。

まさにこのお弁当。京都地裁がいつもとっているお弁当のようです。

他の皆さんは結構このお弁当を取っておられました。

山田は京都地裁近くのお店に行っていたのですが、評議最終日(その日に判決の言い渡しがあったので、実質的に裁判員裁判最終日)はもう二度と食べることないだろうし、という気持ちで注文したところ……

官+員「え、二番さん、お弁当注文するの?!」

とひどく驚かれたのもいい思い出ですw

とまぁ、とにかく頭を悩ませまくった評議の日々も終わると、残されているのは判決の言い渡しの瞬間のみ……。

5月7日配信
バックスクラッチャー

FMラジオ番組 バックスクラッチャー
介護業界のあんな事・こんな事を配信しています

MC:サクセスフルエイジング(まごのて北山) 小谷
パーソナリティ:グリーンライフ(まごのて右京・衣笠) リヴァイ大佐

配信情報
■京都ラジオカフェ FM79.7(http://radiocafe.jp/)
第1・第3火曜日 12:39〜12:59
■RADIO MIX(KYOTOFM)FM87.0(http://radiomix.kyoto/)
第2・第4水曜日 14001421

体験入社♪

皆様こんにちは!小西です
最近急に暑くなりましたねぇ…アイスがおいしい季節が来たようです笑
最近ではもうすでに真夏日だとか耳にしますねぇ
体調管理が難しいかも知れませんが元気にいきましょー♪

それはさておき最近まごのて北山に体験入社をしてくれた人がいました!
訪問介護に興味を持っていただいてなおかつ北山で体験してもらえるなんてうれしいです。
今回お客様と一緒に移動支援の体験をしていただきました!※移動支援とは余暇活動などの社会参加のための外出と社会生活上必要な外出に使用することです。
自宅から公園や博物館、動物園、プールに行くときなどに使えます。お客様といろいろな場所に一緒に行き楽しんでいただいています。
今回小西も同行につきいろいろなお話をさせていただきました!
その中で北山の職員同士の仲がいいとか、訪問介護って面白いですねというお言葉をいただきました
確かに、いろいろな支援があります。その中でどんな支援がその人にとってよりよいものなのだろうと
考えて動いてると伝わり、いつの間にか笑顔で支援が進んでるなぁと感じるようになりました。
最初はやっぱりうまくいかなくて悩んだこともたくさんありましたが
先輩たちが悩みを聞いてくれたり、いろいろな方法を教えてくださったりと、いろいろ育ててもらったなぁと感じます。
そんな職場で働いてはみませんか?
体験でもぜんぜんかまいません!まずは実際に訪問介護がどういったもので、どんなことをしているのか
みてみませんか?現場って楽しいですよ!

以上小西でした!

平社員山田・裁判員になる。~審理4日目 + 評議1日目~

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この日は検察からの論告・求刑が行われました。

論告とは検察が取り上げた証拠をもとに犯罪事実を確認、それに基づき意見を述べること。

論告に基づいて、事件に対して適応すべき法律に基づいて求刑するわけです。

その後、弁護人による弁論、被告人による最終意見陳述があるのですが、淡々と事は進んでいき昼前には法廷での手続きは終了。

名残惜しや法廷での日々……。

しかしこの時、山田は知らなかったのです。この日の午後から始まる評議こそが裁判員という役割の大部分を占めるものであったということを……。

評議のイメージ図。実際は真ん中にテーブルがありそれぞれの席はもう少し近かったです。

評議とは、検察と弁護人から提示された証拠をもとに裁判官と裁判員が『客観的にみてこれは実際に起きた出来事であろう』という事実を確認していくための話し合い、です。

これが実に大変……。

 

というのも、証人同士の証言と物的証拠に食い違いがあるのです。

例えばこんな感じ。

証人A「被告人はXという場所で被害者と対峙して、ナイフを取り出しました」

証人B「被告人が被害者を刺している時、私はXという場所から二人を見ていました

証人C「被告人は刃物を持って被害者の所にやってきました。二人はXという場所で対峙した時から被害者が倒れるまでの間、移動していませんでした。刺した後、被告人はナイフをその場に捨てました」

 

そして、物的証拠も各証人の証言と一致しない部分があるのです。

裁判官A「血痕はYという場所にありますね……」

裁判員a「ナイフはXという場所で見つかっているんですよね?」

矛と盾……延々と続く矛と盾の戦い。

……終始、徹頭徹尾こんな感じ。

事件自体はほんの十数分の出来事、なのに皆の言っていることと物的証拠が一致しないのでいつ、どこで、何が起きたのか、が皆目わからないのです。

それでも裁判官+裁判員は法廷で示された証拠から犯罪事実を認定し、それをもとに判決を下さなければならない。。

この日から山田は長く暗い迷宮に入っていくことになるのです……。

 

祝!令和♪

皆様こんにちは!小西です
本日より元号改正で令和になりましたね♪
小西は0:00の時はのんびりしていました…気が付いたら平成終わってる!?っとなってました。

自分の中で平成の終わりはこんなイメージですが、皆様はどのような終わりでしたでしょうか?
そして、今日支援していてもお客様との話題は令和や昔の話題で持ちきりでした。
昭和はこんなに大変だったとか、戦争は二度と起きてほしくないなど
貴重なお話をきけました。お客様の中には4つの元号の変わるとこを見たお客様もいらっしゃいました。
介護する中で本当にいろいろな人の人生を教えて頂き、こんな世界もあるんだなぁと思いますし、そのお話を聞いてとても勉強になることばかりです。

令和になり皆様はどんな時代になるとおもいますか?
そんなことを家族とかと話してもまた面白いかもしれませんね。
小西は令和になっても元気に頑張ろうと思います♪

以上小西でした

 

 

まごのて北山4月会議♪

みなさまこんにちは!小西です

まごのて北山平成最後の会議がありました。
事故がなかったか?ヒヤリとすることがなかったかの振り返りや、この一か月自分なりに何を目標に頑張ったかなどいろいろ報告を行いました。
皆さん目標に向かって着実に頑張っておられました
ちなみに小西の目標はお客様に喜んでもらえるような安心安全な支援を心がけることでした。
お客様の笑顔みると頑張ってよかったなぁと思える達成感ありますよね!

その後勉強会ではまごのて西賀茂所長村瀬さんがメンタルトレーニングについて
講義を行ってくださいました。
日本ではまだまだメンタルトレーニングが進んでいないそうです。
精神論が多かった為だとか。
テンションを上げる方法や慌てたときにどのように落ち着かせるか
普段のモチベーションをどう維持するかを教えてくださいました。
とても皆さん真剣に聞いており、楽しい勉強会でした。
以上小西でした。

平社員山田・裁判員になる。~審理2・3日目~

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この二日間は証人、被告への尋問でした。

証人として出てこられたのは1日目の証人であった被害者の家族の方で、みんな事件の現場にいた人達でした。

1日目の被害者の方同様に検察官、弁護士、裁判官と裁判員が質問をしていくのですが……それぞれの証人の証言が微妙に食い違うのです。

話がかみ合わない感じのイメージ図。

立っていた場所、見ていた光景、物の位置……そして過去の自身の証言と今の記憶。

 

事件から今回の裁判まで一年近く経っているので記憶が薄まっていたり思い違いがあるのは仕方ないことなのでしょう。

 

それでも、ここまでそれぞれの記憶が一致しないものか、というのが正直な印象です。

 

この事件の一番の核であるはずの、被害者の方が被告により危害を加えられてしまった場面ですら、微妙に違います。

法廷での山田はもっと苦悶の表情で悩んでいたとご想像ください。

もしかしたら誰かがをついているのかもしれない、そう思うとどの証言を信じればいいのか本当にわからなくなってきます。

それらの証言を証拠の一部として判決を決めていかねばならない……山田が裁判員になって初めて感じた不安でした。。